創業 大正10年　大阪からちょうちん文化を守り挑む秋村泰平堂

当社には、このような石があります。

何の為？

って思うかもしれませんが、大切な役割をします。

ビニールちょうちん用の糊は、特殊で温度でよって固さが変化します。

そのため冬は固くなり夏は柔らかいです。

そのため夏場でも生地と生地が引っ付いているところは、破れ防止のためにドライヤーを当てて開きます。

ドライヤーを当てていると一か所ならいいのですが、数か所ある場合時間がかかります。

そのために、石があるのです。

簡単に言うと、ちょうちんの中に石を入れておいてしばらく放置しておくのです。すると時間がたてば、引っ付いているところが外れてちょうちん自身も伸びています。そして、破れていないのです。

なかなか原理を分かってくれない方が多いのですが、例えると絆創膏をはがすとき勢いよくはがすとかさぶたも一緒にとれてしまいます。ゆっくりはがすときれいにはがれるのと同じです。じわじわ力がかかり外れるのです。

時間がない場合は、夏場は外に天日干し　冬場はストーブの前に置いておくと生地が柔らかくなってすぐに広げることが可能です。

ひと手間かかりますが、ちょっとした工夫で時間短縮につながります。

一度広げてしまうと、急激な温度変化がない限り、次は簡単に伸ばせます。 （1シーズンこえるとダメですが…＾＾；)

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